今回はクレオスさんのスーパースムースクリアつや消しをレビューです。製作の最終段階トップコートにおすすめ。なんだろう、ずっと触っていたくなる感触、きめ細かさ、滑らかさ。たまりません。
スーパースムースクリアつや消しトップコートで仕上げたリアルタイプカラーガンダム↓↓↓
トップコートの種類は多数あり迷うところですが、製作本や雑誌とかでよく見る水性トップコートと比較してみました。
気になるところであろう、希釈、乾燥時間、デカールへの影響、吹き付け具合を主にレビューしていきます。
ジャンクパーツに吹き付けて違いを確認したいと思います。ドムのスカート部分のパーツがありましたのでそれで実験します。スプレー缶ではなくエアブラシでのトップコートです。
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スーパースムースクリアつや消しの質感 成形色と比較
下の画像、左半分がスーパースムースクリアを吹き付け乾燥した状態。右半分が何もしていない状態です
成形色と比べると、全然違うのがわかると思います。トップコートの力は偉大。
スーパースムースクリアつや消し、水性つや消しと比較
次は水性トップコートとの違いを比較しました。新水性ホビーカラーつや消しで比較です
左半分がスムースクリア、右半分が水性。↓↓
ほとんど変わらない・・・。たしかに、画像では少し離れて見ると違いはよくわかりません。肉眼で見ると水性の方が粒子が少し大きく若干まだらになっています。全然キレイなんですけどね。
私の愛用しているカメラ、オリンパスTG6の顕微鏡モードで撮影して違いを確認してみました↓
↓スムースクリア
↓水性つや消し
水性の方が若干ではありますが、粒子が大きいのがわかります。スムースクリアの方が粒子のきめ細かさを感じます。キレイっすね。
スーパースムースクリアつや消しの希釈率、吹き付け具合
希釈率はスーパースムースクリア 1に対して、薄め液を2.5くらいにしました。いつもの製作でもこの比率くらいでやるとうまくいきやすいので。
吹き付け具合は↓のような感じ。薄く2回トゥルトゥルになる状態(塗料が垂れるか垂れないかくらいに)。スムースクリアも水性も同じ吹き付け具合で塗装しました
スーパースムースクリアつや消しの乾燥時間は?
1日くらいは乾燥時間を取りましょう、良い感じに仕上がってくれます
吹き付けた後、指で触れるくらいレベルであれば、
・スーパースムースクリアつや消し 約3~4分
・水性つや消し 約7~8分
乾燥時間は当たり前ですが、ラッカーのスムースクリアが早いですね。このくらいの乾燥時間の時は、少し白っぽい感じになってます。なんか微妙だなと思いましたが、1日くらい経ってから見てみると、良い感じのつや消しになってるので、焦らず待ちましょう
スーパースムースクリアつや消し、デカールへの影響は?
スーパースムースクリアを使ってスゲーなと思ったのがデカールの段差がわかりづらくなるということ。水性でもわかりづらくなるのですが、スムースクリアのほうがより効果を感じますね。ラッカーの成分がデカールを少し溶かすからかなとも思いますが。
水転写デカールを貼って違いを確認してみます。わざと、雑に貼ってみました。ちなみに乾燥時間も10分くらいなのでほとんど乾燥してないと思われる
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スムースクリア吹き付け後
スゴイ、余白部分や段差もわかりにくい、貼り付け少しミスってもこれでカバーできそう。
水性でも試してみました。こちらも雑に貼ってみます。↓
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水性つや消し吹き付け後↓↓
スムースクリアほどでないにしろ、こちらも余白や段差はわかりにくくなっていますが、スムースクリアのほうがキレイかな。スムースクリアはクッキリする感じ、水性はぼかすような感じになりました。
ちゃんと1日乾燥時間を取ってスムースクリアで吹き付けたもの↓↓
大きいデカールを複数近づけて貼ってるものでも、かなり段差はわかりづらいですね。
スーパースムースクリアに使用した薄め液
クレオスのレベリング薄め液を切らしていたので、ガイアのこの薄め液を使用しました。ガイアカラーを薄める溶剤となってますが、特に何事もなく使えました。クレオス塗料にはクレオス、ガイアにはガイアと気にされる方は、スムースクリアにはクレオスのレベリング薄め液を使用されるといいと思います。
速乾性の薄め液、つや消し塗装におすすめみたいに書かれていたので、スムースクリアつや消しを最初吹き付けた時にこちらを使用しましたが・・・カブリ(白化現象)がすごい。ちゃんと調べてみるとクリアトップコートには相性が悪いみたい。玄人向けでサフやメタリック、つや消し塗装にはおすすめの溶剤とのことでした。トップコートには乾燥を遅らせるタイプの溶剤のほうがカブリがでにくい。
まとめ
・希釈率は つや消し 1 : 薄め液 2.5 くらいの割合
・乾燥時間は1日くらいおくと、キレイなつや消しに
・デカールへの影響 段差や余白がわかりにくくなる
・きめ細かく、滑らかな仕上がり。触りたくなる
・薄め液は速乾性ではないもののほうが、カブリ(白化)しにくい。
画像では、きめ細かさ等、仕上がり具合がわかりにくいが実物を見ると違いを感じれると思います。トップコートしただけなのに、一段階上達したような気持にさせてくれるつや消し塗料です。
みなさんもワクワクするガンプラ製作を。