ガンプラのマイナスモールドを作る!スピンブレードを使った彫り方!
ヤマサンヤマサン

今回はガンプラのマイナスモールドをゴッドハンドスピンブレードとスジボリカーバイトを使って作ります。方法は簡単ですが、キレイに掘るには練習が必要。キレイに彫れた時ゾクゾクしますよ。

スジボリのカクカクしたモールドをつくるのは、デザインを考えたり、ガイドテープを貼ったりと難易度は高い。修正も面倒なことが多いですが、小さなマイナスモールドなら失敗したとしても修正は簡単なので、あまり気負わずできます。

小さなモールドですが、ガンプラの印象をグッとかわりますし、いずれはガチガチのスジボリモールドを彫りたいという方の練習にもなります。短いスジボリを入れるようなものなので。

また、彫ったマイナスモールドに塗料をスミ入れの要領で、塗ってしまえばレッドポイントやセンサーっぽく表現できます。

今回は極細と0.5mの2種類のモールドを作ります。

参考になれば幸いです。




 

使用する工具

・ゴッドハンド スピンブレード

・スジボリカーバイト  0.15、0.2、0.5mm

・スミ入れ塗料

・ヤスリ 600~1000番

・ウェーブのマルチハンドル(スジボリカーバイトや、スピンブレードに取り付けて使用)

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このスピンブレードの切れ味がヤベー。回転させて、丸モールド作ったりするものなんですが今回は彫刻刀のように使います。いろんなサイズがあるけどこの1mm~3mmセットがガンプラに丁度いいかなと思い購入しました。

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スジボリカーバイトも、ガンプラによく使われるサイズで用意しました。持ち手はウェーブのマルチハンドルHT321が、握りやすく、軸系も対応幅が広いのでおすすめ。

ガンプラのマイナスモールドの彫り方

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彫り方は、極細も0.5mmも基本同じです。スピンブレードで切れ込みを両側からいれ、カーバイトで整える感じです。では、やっていきます

極細マイナスモールドの彫り方

 

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極細マイナスモールドは1.5mmのスピンブレードを使用します。もちろんガンプラのサイズによって好みのサイズに変えてもいいですよ。

 

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モールドを作りたいところにほぼ直角に刃をいれます。気持ち的に85度くらいでしょうか。感覚でフィーリングです。私は直でスピンブレードをもってやってますが、持ち手につけてもいいです。切れ味がいいので直持ちのほうが加減がしやすかったので。

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切れ込みをいれるとこんな感じ。なんかこれでいいやん、て感じですけど切れ込み周辺が変形してコンモリしてますのでダメよダメダメ。

 

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今度は最初の切れ込みに合わせて反対側から刃をいれます。ほぼ真横に刃をあてる。この時の角度は50度くらいがいい感じ。刃をあてる場所取りが難しいですが、切れ込み周辺がコンモリしてるのでそこを目安に。最初の時もそうですが、刃を入れるときはグリグリせずに一気に力をグッといれるとキレイに仕上がりやすいですよ

 

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成功すると、刃を入れた時にコリッ!と感触があります。この感触があれば、赤い服に着替えて叫びましょう。手ごたえあり!もう~いや~グパパ・・・・

 

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失礼しました。続けます。このコリッ!の感触がたまりません。削ったプラもキレイにはがれます。失敗したとしても後でスジボリカーバイトで整えるので、まだ慌てる時間じゃないです

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こんな感じになれば、もうこっちのもんです。

 

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あとは、0.15mmのスジボリカーバイトでマイナスモールドを整えます。スジボリの要領で軽い力でなぞります。スピンブレードで切れ込みがうまくできていれば、スルスル動きます。反対にできてないとプラを削ってる感触があります。どのくらいカーバイトで彫ればいいかは、このスルスルなめらかに刃が動くようになるまでやれば底面は整ってます。これが目安。

 

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次に表面を整えるためヤスリがけをします。

 

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モールドに詰まったプラ粉をブラシ等で取り除いてからスミ入れしてチェックします。

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こんな感じでうまくできました。

もし、切れ込みを入れるのに失敗しても、カーバイトのサイズを少し太めなもの(0.2mm~)に換えてしまえば修正はできます。それでもだめなら、あきらめて瞬着やパテで埋めてしまいましょう。最初はうまくできないかもですが、慣れれば楽しい作業です。

 




0.5mmマイナスモールドの彫り方

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次は少し太めのマイナスモールドを彫ります。ボディにセンサーっぽいモールドを彫り彫りします。同じく1.5mmのスピンブレードを使用。

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極細モールドの時と全く同じように切れ込みを両側から入れます。今回は極細モールドではないので真横より少し幅をあけて切れ込みをいれても大丈夫です。

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次に0.2mmのカーバイトでなぞるようにホリホリ整えます。いきなり、0.5mmでもできなくはないですが、太い刃だと失敗しやすいので。ほんとは0.3mmくらいがいい気がしますが、持ってないので0.2mmでいきました

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次に0.5mmで彫りこみます。ここも極細の時と同じように、刃がスルスル動くようになるまで彫り込みます。最後にヤスリがけで表面を整え完成。

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エナメル塗料をスミ入れの要領でいれてみました。ちょっと塗料の乾燥が足りてないですが、センサーレッドポイントの完成としましょう

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この後、サーフェイサー→塗装とおこなえば見事にきれいなマイナスモールドができるでしょう。しらんけど

 

マイナスモールドの彫る場所

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基本的には端っこ、既存のモールドと組み合わせる、と違和感がでにくいと思います。直線のスジボリと0.5㎜モールドを組み合わせたりするといい感じになります。

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グリーンの蛍光チップを埋め込んだところがマイナスモールドです。マイナスモールド付近にデカールを添えるのもいいですね。あとは、RGやMGのキットを参考にしたりしますね

 

使用した工具たちのリンク

まとめ

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何度か練習すれば、手軽にマイナスモールドがつくれるのでおすすめです。冒頭でもいいましたがキレイに彫れるとゾクゾクしますよ。マイナスモールドにチップを埋め込んだり、塗料を塗ったりしていろいろ表現できるので楽しい

みなさんもマイナスモールドでゾクゾクするガンプラ製作を!