今回はエナメルスミ入れのふき取りにおすすめの道具2つ紹介します。スミふき取りに苦手意識のある私はかなりやり易くなりました。
人によって工具には合う合わないがありますが、作業効率はかなり上がりましたので参考になれば幸いです。あわせてコツや気をつけておくこと等、作業の中で気づいたことも記しておきます
フィニッシュマスターorクリンスティック、ハンドラップがおすすめ
クリンスティックorフィニッシュマスター
これが使いやすいんですよ。綿棒の代わりにこいつを使ってからは、こればっかり使ってます。先端が適度な弾力性、溶剤の吸収性、洗って何回でも使える、細かいところも拭き取りやすいと使いやすい。ストレス減ですよ。
綿棒より拭き取りやすく感じ、使い捨てではないので経済的、洗うのも溶剤含ませて絞るようにするのみ。
褒めちぎってますけど、一発でふき取れるわけではなく2回3回くらいでキレイにできる感じ。軽く擦ってから回転させながらふき取る。最初は慣れが必要。でもキレイにふき取れるとキンモヂイイ~
ガイアノーツではフィニッシュマスター、クレオスではクリンスティックという名称で販売されてますが、両方使ってみたのですが、軸の長さや色が違うくらいで、先端の使用感の違いがわからないというか同じものではと。
ヘッドには太いものと、細めのものがありますが太めのヘッドの方が私は拭き取りやすかったですね。ヘッドは複数付属してくるので、つまようじに刺して複数作っておきます。一つづつ汚れたら洗うとめんどくさいので全部汚れたら一気に洗ってしまう戦法です。
ハンドラップ
これも結構有名かとおもいますが、便利です。こちらを使う前はふき取りの溶剤を塗料皿にだして使用していましたが、作業してる内に揮発してどんどんなくなっていくんですよね。その度につぎ足すを繰り返す。手間だし、溶剤を無駄に消費している感が満載。
先端をワンプッシュ押すと、少量の溶剤がでてきてくれます。これだけのことなんですがストレス減。何度も繰り返す作業は手数を減らす工夫をすると余裕ができ、他の作業にも打ち込めるので楽しい。
ちなみに私はガイアのT-05sエナメル溶剤をつかっています。乾きが早く、プラを侵しにくい(割れにくい)溶剤
エナメルスミ入れ拭き取りのコツ
頻繁に交換する
ふき取りは、先端が汚れたり、スミ塗料がパーツに残りだしたらすぐに交換していきましょう。つまようじで複数作っとけば手間ではないはず。
光沢トップコート
スミ入れをする前に、ふき取りやすくするために、光沢トップコートをかけておくとふき取りは楽になります。表面がつや消しや荒れていたりするとスミ入れ塗料がにじんでしまい、うまく拭き取れません。
一旦表面を光沢にしてあげると、滑らかになりふき取りがしやすくなります。全塗装する時もすべて光沢塗料で塗装しているのならそのままでもいいですが、半光沢だったり、つや消し塗料だったりする場合は光沢コートをかけておくとおススメです。ひと手間増えてしまいますが表面の保護にもなりますし。
メタリック塗料のふき取りは分ける
ふき取り用の綿棒やクリンスティックはメタリック塗料用とそれ以外に分けた方が良いです。メタリック塗料は粒子が残りやすく洗っても、クリンスティックの先端に残ってたりします。そのまま別のカ所のふき取りにつかうと、キラキラと粒子が付着してしまいますので、必ず分けておいた方が良いです。
あと、メタリック塗料はかなりふき取りがムズイというか根気がいりますね。本数をかなり使うと思いますので使い捨ての綿棒も組み合わせるのが良いかと。ふき取りは先端を回転回転です
スミ入れ専用筆を使う
ふき取り以前に可能な限りはみ出さないようにできれば、手間を減らせます。狙ったところに正確に適量流し込めればヨシッ!専用の筆を使うと気持ちよくスミを流せるのでおすすめ。私はガイアのスミ入れ筆を使っています。
ガイアノーツ モデラーズプロデュース NAZCA ブラシシリーズ スミ入れ筆 ホビー用塗装工具 NB003
エナメルスミ入れ拭き取りの時間
数日放置すると、乾燥ガッツリしていて拭き取りに苦労することがあったので、スミ入れをしてから早ければ30分くらいからしてやる時もありますし、最近は数時間くらい経ってからが多いですかね。結構適当です(笑)
早くやると乾燥してなくてスミがうまく残らないので、正解はありませんが30分くらい待つのが最低ラインではないでしょうか
エナメルスミ入れのタイミング
いつもやってるのは、塗装した後ですね。塗装→部位ごとに組み立て(腕、胴体等に分ける)→スミ入れ→デカール→トップコート。
デカールを先に貼ってしまうと、スミ入れ塗料がデカールに滲んでしまったり、気を使わないといけないので難しいと思います。スミ入れ完了後のデカールの方がやり易い。
あとは部位ごとに分けて組み立てる方がスミ入れの効率がいいかと思います。腕、脚、胴体、頭、足、腰部のような分け方でスミ入れをしています。以前はクラックを恐れてパーツ1つ1つスミ入れしてたので非効率でした。クラックは多く流しすぎたり、パーツの密着具合が高いところを気をつけておけば防げると思います
エナメルスミ入れ拭き取り溶剤のかわりにジッポオイルは?
以前はジッポオイルを溶剤代わりに使っていました。ネットでよく使われているのを見て試してみましたが、たしかに乾燥も早く使いやすい!・・・ですが、私はライターオイルの臭いがダメで換気してマスクしてても苦手だったので、1本使い切ったらやめました。
臭いが気にならなければ使っていたかもしれません。
エナメルスミ入れ拭き取りで使える100均アイテム
100均でみつけたコットンスティック。細かいところのふき取りに使えますが、固いので軽い力でサッと拭きましょう。力加減間違えると、塗膜を傷つけやすい。
まとめ
・スミ入れ専用の道具、フィニッシュマスター、クリンスティックを使う。
・ハンドラップで溶剤の揮発、つぎ足しの手間を減らす
・ふき取りのコツは頻繁に交換する、回転するように拭く、光沢コートをかける
・メタリック塗料は専用のふき取り棒を用意する
・スミ入れ専用筆を使う
専用のふき取り道具とハンドラップを使うことでかなり効率化ができストレスは減ると思う。綿棒でうまくいかない、苦手な方は一度試してみてほしい。
みなさんもワクワクするガンプラ製作を!