ガンプラの合わせ目けし、私、めっちゃ苦手です。黒い瞬間接着剤、タミヤセメント、光硬化パテ、ラッカーパテ・・・いろいろ試しました(失敗もたくさん)、現段階で今回の方法が1番良さそう。
ネットの偉大な先人達のやり方を参考に、自分なりに道具を代えたり加えたりして、合わせ目けしの失敗しにくい方法を実践しました。時短かつ、成功率が高いと感じました!
※流し込み接着剤(MrセメントSPBブラック)+瞬間接着剤(タミヤイージーサンディング)をメインに使用して行う方法です。
2つ使用することで、それぞれの接着剤の長所を活かし、弱点を打ち消している、しゅごい方法。最初に考えた人は神か・・・
初心者の方や時間を短縮したい方、合わせ目けしうまくいかず失敗しやすい方など参考にしていただければ幸いです。ちなみにこの合わせ目けしの方法は塗装前提の方向けです。
合わせ目けしに必要な道具
☆MrセメントSPBブラック
:強力に接着できる、速乾、流し込み接着剤の黒色バージョン!色がついてることにより、ちゃんと流し込めたか接着したか、わかりやすい。
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Mr.セメントSPB
☆タミヤ イージーサンディング
:瞬間接着剤、瞬着は硬化後プラスチックより固くなりけずりにくいのが弱点ですが、イージーサンディングは硬化後削りやすいのが特徴。
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タミヤイージーサンディング
☆瞬着硬化スプレー
:瞬間接着剤にひと吹きするだけで、あっという間に乾燥し硬化します。時短の必須アイテム。
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瞬着硬化スプレー ウェーブ
☆デザインナイフ
:私はオルファのデザインナイフを使っていますが、これでなくても大丈夫です。
☆瞬間接着剤用ハケ
:なくても良いがあるとやり易い。100均セリアで購入。
☆ヤスリ 240から400番
:瞬着を削り表面を整えるのに使います。私は番手240番~400番当たりを使用しています。
☆ニッパー
:プラモ用ニッパーならなんでも。
☆サーフェイサー
合わせ目消えたか確認用。缶スプレーがお手軽。
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タミヤ スーパーサーフェイサーL
失敗しにくい時短、合わせ目けしの方法
プレバン限定マドロックのキャノン砲で実践します。見事なモナカ割り!
①ダボ穴、ピンの処理
・ダボ穴にニッパーで割りを入れる、もしくは、ピンを短くする。両方やってもいいです。
これをやることにより、パーツをハメた時のスキマを最小限にします。ハメ合わせが悪く、スキマが空いていたら合わせ目消しがうまくいきません。
②デザインナイフで削り、段差をつくる
・消したい合わせ目か所の部分をデザインナイフで、削ります。カンナがけ。斜めに削ります。これで段差をつくります。
パーツを合わせるとV字型の段差ができるイメージ。
私の場合、削るのは2~3回くらいで軽い力でサッとやってしまいます。削りカスはヤスリなどで取っておきましょう。
このV字段差はイージーサンディングを流し込むためのスキマです。段差があることにより、流し込みやすい。盛り易くする。
③MrセメントSPBを流し込む
・パーツをハメ合わせ、1mm以下くらいのスキマを残し、流し込みます。流し込みが終わったら、ギューと数十秒間、指でおさえます。
先ほどの合わせ目に、黒いムニュムニュとが出てくるので、ヤスリやデザインナイフ、などで削ります。
※MrセメントSPBを流し込みすぎると、1日くらい時間がたってからスジみたいなものがでてくるので注意。合わせ目の両端に1度つく程度で十分です。
マイクロセラブレードなどもおすすめ。デザインナイフより切削力が低いのでパーツを痛めにくい。
スキマのムニュをとり、削りカスなど、できる限り取り除きます。
これが、結構めんどくさいですが、デザインナイフやヤスリ等を使い頑張ります。
完全にキレイにするのは、大変なので少し残った状態でも、私の場合、成功したので神経質になりすぎない方がいいかも
③イージーサンディングを合わせ目につける
合わせ目が黒色になっていて、しっかりセメントSPBが流れ込んで接着しているのが分かります。
その合わせ目に瞬着、イージーサンディングを流し込みます。
このイージーサンディング、粘度が低いようで、流れやすいので注意。つけすぎると削るのが大変なので、合わせ目から少しはみ出るくらいにつけます。
瞬間接着剤用ハケをつかうと、つけすぎ防止に便利。イージーサンディングをガムテープなどの上にだし、ハケで取って盛りつける!
④瞬着硬化スプレーを吹き、ヤスリで削る
・瞬着硬化スプレーは、ひと吹きすれば十分。数十秒もしないうちに硬化します。においがキツイので注意!換気必要。
・あとは、ひたすらヤスる!イージーサンディングは削りやすいのが特徴。400番でも削れますが、私の場合、先に240番で軽く削ってから、400番を使用。神ヤスなどスポンジヤスリを使うことが多いです。
※削りやすいのは確かですが、それは他の瞬着と比べた場合です。厚盛してしまうと、削るのは少し大変になります。
削れました⇑⇑⇑
うまくいってそうな雰囲気。
⑤サーフェイサーで最終確認
・水で洗浄してから、サーフェイサーを吹きます。・・・合わせ目は消えていますね!!
曲面に削りが甘いところがあるので削り。モールドも一部きえてるのでスジ彫り修正して完了です。
このサフを吹く作業。
ちゃんと消えているかの確認なので、めんどくさがらず、やったほうが良いです。瞬着の削り具合も確認できますし、精度をあげるには必要。
エアブラシをだしてくるのが、面倒なら缶スプレーをおすすめ。サッと2~3回吹き付けるだけです。
タミヤのサーフェイサー、調べた限りコスパが一番高い。180mlで500円ほど。私もよくこれをつかっています。
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☆合わせ目けしの総時間は、慣れると1パーツに対して10分から15分くらい。
メリット、デメリットまとめ
・時短
・黒色接着剤なので流れ込んだかわかりやすい。
・強度をだせる (割れにくい)
・瞬着硬化後、削りやすい
・ヒケがでにくい
・工程が通常の合わせ目けしより多い。
・段差の削りカスなど除去が、結構めんどくさい。
なぜ、流し込み接着剤と瞬間接着剤なのか
なぜ、この二つなのか。自分なりに考えてみました。。素人のおっさん談、ですのであしからず。間違ってたらすいません
・流し込み接着剤の利点はすぐ接着できるところ、強度もある。
弱点は、接着後、数日置いといてからヤスるほうが良い。(ヒケが出るため)
・瞬着の利点は、名前の通り硬化が早い、硬化スプレーを使えば数十秒。ヒケがでにくい。
弱点は強度が低い。接着後、力がかかる部位だと割れやすい。削るのが固い。
☆今回のやり方をすると、MrセメントSPBですぐ接着、強度を確保。(瞬着の弱点を消す)
イージーサンディングで段差を埋める。(セメント接着部のヒケの防止)イージーサンディングは他の瞬着に比べて削りやすいので作業性アップ。
最後に
いやー、このやり方、ちょっと手間やけど時短やし、失敗もほぼなくなるのでおすすめです。
合わせ目けしをマスターしてワクワクするガンプラライフを!