モデラー界隈では有名なドライブースの代用、山善の食器乾燥機YDA-500を導入してみたので、いいところ、イマイチなところをレビューします!
プラモ(ガンプラ)塗装に絶対必要なものではないし、場所とりそうやから、いらないかなと思っていましたが使ってみるとこれは便利!塗装する人の時短とホコリ対策におすすめです。もっと早めに導入したほうがよかった・・・。
購入検討されてる方の参考になれば幸いです。
山善の食器乾燥機YDA500wをプラモデル用ドライブースに加工
まずは、儀式と呼ばれるドライブースの加工をやっていきます。
必要なもの
・ニッパー
太めの樹脂の突起を切るのに使いますので、プラモでメインで使っているニッパーではなく、痛んでも構わないニッパーを用意しましょう。
・鉢底ネット
100均で売ってます。ダイソー。突起を切った後に下に敷きます。
加工方法
1、突起を切断する。プラモデルを入れた時の高さ確保、底を平坦にするため
・まずは、食器を立てかける突起をバチバチ切っていきます。結構多いので大変です。
・右奥の箸置き突起はちょっと切りづらいですがスペース確保のため切断します。
最初、突起が太いので金属用のニッパーで切ってましたが固くてしんどかったので、プラモ用の痛んだ使ってないニッパーにかえたら、楽に切れました・・・。樹脂には樹脂用なんですね・・・
⇑⇑無残にも切断された突起たち・・・
2、鉢底ネットを敷きます。2枚でほぼ全面に敷けます。乾燥中にパーツが落ちた時、下のヒーター部分に落ちないようにするため。(落ちると溶ける?)
※はじめて使用する時だけですが、15分程度カラ運転をします。においが結構しますが、徐々に消えていきます。ちなみ、タイマーを30分以下に合わせる時は60分以上に一度合わせてから戻します。これをしないと正常にタイマーが作動しないことがあるそうです。
これで本来の食器乾燥機として1度も使われることなく、プラモ用ドライブースに変身しました!
悲しいね・・・、バナー○。撃てませーーーんーーー・・・
とはならず、ガンガン使います!使い倒します。
サイズはどのくらい?
外側サイズ
(約)幅41cm、奥行き40cm、高さ35cmくらい
まあまあ大きいです。あと使用時は前後左右、上方に対して4.5cm以上距離をとる必要があるので注意です。
内側サイズ
(約)幅34cm、奥行き35cm、高さ24cmくらい
高さは約24cmで一番スペースがとれるところで計測してます。
前面や後のほうに近づくにつれて低くなりますで。全高20cmくらい(ベースからパーツを含め)までにしとくのが出し入れしやすいかな。
塗装ベースがどれくらい入るか
私は猫の爪とぎを塗装ベースにしていて、(23cm×10cm×3cmくらい)のサイズが3つ入ります。
前方にスペースがあり、小さいベースならいれられそうですが、ヒーターを塞ぎすぎるのは乾燥効率が悪いかなと思い、スペースは余裕をもって入れています。
塗装時の使いかた、乾燥時間等
洗浄後の乾燥方法(塗装前)
・塗装時だけでなく、パーツ洗浄後の乾燥にもちろん使えます。パーツを100均の粉ふるいに入れて乾燥させてます。(あと前面のシール(5人分を~)は使用時剥がしてくださいと注意書きが・・小さく書かれてるので剥がしましょう。)
120分乾燥でほぼ乾きます!
⇑⇑⇑120分乾燥後のパーツですが、ダボ穴に少し水分が残っています。表面やその他は完全に乾燥。追加で20分ほど乾燥させればダボ穴の水分も乾いていました。
自然乾燥なら一晩置いといても少し水分残ったりしていたので、かなりの時短です。
※パーツの乾燥後、ホコリをつけたくないパーツはブース内で保管しておくといいです。
塗装後の乾燥方法
私のやり方ですが、重ね塗りやホコリをつけたくないパーツを優先して塗装していきます。一度にすべてを入れるのは難しいので
①スイッチは連続にあわせ、塗装しつつ、山善ブースにどんどん入れていきます。ホコリをできるだけつけたくない大き目のパーツや、重ね塗りするパーツを優先して塗装する順番を気をつけます。
②ブース内がいっぱいになる頃(30分~)には最初に入れた分はかなり乾燥してきてるので、外に出し、新たに塗装したものと入れ替えていきます。
※ちなみに塗料はリニューアル水性ホビーカラーとラッカー使用です。
30分くらいブースに入れておき、指で触るとかなり乾燥してるのが分かります。数時間自然に乾かしたものと変わらないくらいに感じました。
ホコリ付着はほとんどなくなり、重ね塗りも時短でき、失敗が少なくなりました!乾燥て大事!山善のドライブース・・・いや、食器乾燥機すごい・・・
まとめ
・ほこり がつくのをかなり減らせる。
・乾燥時間短縮、次の工程にもいきやすい。
・安い 6500円程度。 クレオスの専用ドライブースは廃盤?なのか、1万~2万と高額で取引されている
・音も静かで気にならない
・場所をとる 幅41cm、奥行き40cm、高さ35cmくらい +前後左右、上方4.5cm離して設置
・ブース内はスペースが小さめなので加工が必要
デメリットも、もちろんありますがスペースに余裕がある、塗装する方は買っといて損はないくらいに効率化、時短できる道具ですのでおすすめ。
ちなみに、YDA-500を今回買いましたが、以前のモデルYD-180というのがあります。ほとんど同じ仕様(カラーの違いくらい)の様なのでどちらでもいいと思います。
山善の食器乾燥機(ドライブース)でワクワクするガンプラライフを!